2014年06月25日
教育委員会では、若手教職員の不祥事の報告から始まりました。3人の教職員が夜に飲み会をして、知り合いの大学生の女性を呼び出し、同じ部屋で寝ていて、その女性に強制わいせつ行為を行い、逮捕された事件がありました。すでに、2人の処分は報告済みで、残っていた1人に対しての停職6か月の懲戒処分があり、議論しました。続いて、カッターナイフを持って、元彼女のところに振り向いてほしかったと迫り、逮捕された教職員の報告も、急きょ入るような状況で、まったくどうなってるんだという状況でした。
同僚の加藤あい議員が若手の職員の不祥事が続くことへの対応について、質疑しました。教育委員会は、管理職がすべての教職員に面接をして、困っていることなどないか聞き取りを最優先で行いました。カッターナイフの男性も面接を受けていましたが、今回事件が起きました。やるのは無駄ではないけど、団塊世代の交代で、この間若い人が多く採用されています。職場の中で育てていく環境が必要だと思いますが、あまりにも、先生たちが忙しすぎるのが問題です。教育現場で、どんな教育をめざすのか、困ったことは集団で解決しようという教職員の団結が重要だと思います。
保健福祉局でも、京都市の民営認可保育園の春日野保育園(伏見区)における児童頭がい骨骨折事案の報告がありました。ショッキングな事件です。6月13日に、職員がホールないにある棚で遊んでいた5歳児3名を園庭に放り出し、うち1名が頭がい骨骨折の重傷を負うという事件です。問題はいくつもあります。そもそも、重大事案なのに、保育園から京都市に報告があって知ったのではなく、匿名の通報で、明るみになったことです。この園は、これまでの市の監査において、保育士資格の最低基準違反の状態があり、厳しく指導をしていた園でした。定員の151%の児童が入所していたのに、保育士さんが少なかったということです。事件が起こった時も、担任は用事で園にはおらず、用務員の女性が補助に入っていての事件です。また、重大事案なのに、委員会の報告は、調査中でやらないということになっていましたが、当日報告すべしとの議会側の要請で報告されました。委員会の日の夕刊には、委員会で報告がなかったことも、掲載されており、驚きました。すでに京都市は人形を使って、放り出しの実験もされてたのです。さらに、問題は、保護者に対して、子どもがころんで頭を打ったと説明したいうことでした。とんでもない隠ぺいです。引き続き、議論していきます。
私は教育委員会で、発達障害児への支援について、質疑しました。特別育成支援の質量の充実やクールダウンをするための部屋の確保の必要性も追及しました。
保健福祉局では、生活あんしん支援員の試行実施について。生活保護費のエアコン購入について、年金等の生活保護費以外の収入がない人も、今回貸付制度を利用して購入できることができるようになりました。しかし、返済は、そもそも生活保護費が引き下げられており、大変なのに、返済は相当少額にする必要があり、一時扶助にするべき。国に対して、夏季加算を国に求めているとのことでしたが、まず、依然実施していた「夏季歳末見舞金」を復活するよう求めました。
その他、子ども子育て新制度についてのパブリックコメントの実施について、地方独立行政法人京都市立病院機構中間目標(案)についての意見募集の報告があり、質疑しました。