いじめ防止等に関する条例の制定について、一部修正提案を行いました。

2014年09月26日

 本日、京都市会では市長提案の「京都市いじめ防止等に関する条例」が可決されました。日本共産党は、いじめの問題は解決していかなくてはならない重要な課題ですが、京都市の条例案はいくつかの問題があり、反対しました。それに先立って、問題点を指摘し、一部を修正する提案を行いましたが、残念ながら、他会派全員から反対されてしました。
私は共産党市会議員団を代表して、修正案の提案説明を本会議場で行いまいしたので、ご紹介したいと思います。

主な変更点は以下の点です。
1つは条例の重要な柱として、命が最優先として組み立てたということ。
2つ目は、京都市条例ではいじめの禁止、保護者の責務、子どもの役割責務として位置付けていますが、いじめを解決するには、子どもや保護者に「いじめをしてはいけない」「相談をしなければならない」及び、「いじめをしないように育てなさい」というような義務を課すのではなく、京都市、教育委員会、及び学校がいじめ防止に取組む責務を明確にしました。
3つ目は、原案では「規範意識を育むこと」が、積極的な取り組みとしていますが、規範意識は法や条例等で上から押し付けるものではないこと。いじめが起こる原因として、子どもの達の自己肯定感の低さの問題があることを盛り込み、教職員などの人的体制の整備が必要であることを明記しました。

自民党の方は、わざわざ、私たちの修正提案に対して、反対討論をされましたが、ほとんどは京都市の条例案が良いと条例の説明をして、共産党が子どもに対して、「いじめ禁止」の条項を削除提案していることに対して、共産党はいじめをしていいといいのか、あかんもんはあかんと言うべきだと非難をしました。

私は、いじめの解決は、子どもや親の努力だけでは解決しようがない根深い社会の問題があると思います。それを「いじめをだめだ」と言っても何も解決はしません。子どもの心の奥まで深く捉える努力が、私たち大人に求められていると思います。

詳しくは修正提案の説明はこちらです。→ http://cpgkyoto.jp/shikaihoukoku/2014/09/post-164.html

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